食堂への胃酸の逆流が繰り返され、食道粘膜に炎症が起こっている状態です。空腹時や夜間に胃の痛みが生じるケースがあります。

機能性ディスペプシアとは、胃や十二指腸に異常がないにもかかわらず、胃もたれや胃痛などが起こる疾患です。とくに、みぞおちに慢性的な痛みが続くケースがあります。

胃・十二指腸潰瘍とは、ピロリ菌の感染やストレス、薬の影響などで胃液の消化作用により胃や十二指腸の粘膜に潰瘍ができる疾患です。潰瘍により、胃痛・みぞおちの痛みが生じます。

急性胃炎とは、ウイルス感染やアレルギー、食べ過ぎや飲み過ぎなどでみぞおちに痛みを感じる疾患です。場合によっては、吐き気や嘔吐、下痢などを併発するケースがあります。

慢性胃炎とは、ピロリ菌の感染や食べ過ぎ・飲み過ぎなどで引き起こされる疾患です。みぞおちの痛みが持続的に起こります。

胃がんとは、胃の壁の内側を覆う粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増加することで生じるがんです。 進行しても症状がない場合がありますが、胃に穴が空き、腹膜炎を起こすとみぞおちに激しい痛みが生じます。

食道がんとは、食道の内面を覆う粘膜の表面から生じるがんです。周りの肺や背骨、大動脈が圧迫されると、膵臓に炎症が起こってみぞおちに鋭い痛みが起こります。

腹部大動脈瘤とは、腹部の大動脈が膨れてしまう疾患です。それにより血管に負担がかかることによって疼痛が出現します。こういった、循環器系の痛みは突然おきる事が多く、何となくという痛みではありません。

胃カメラ検査では、口もしくは鼻からスコープを挿入し、胃の内部をカメラで観察します。

腹部エコー検査では、腹部に超音波を当て、異常の有無を確認します。