体重減少|辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック|茨城県つくば市の大腸・肛門外科 消化器内科 内視鏡検査

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体重減少とは?

体重減少の定義は?と聞かれイメージがつくでしょうか。医学的には、6〜12ヶ月の間に体重の5%以上の減少があれば「体重減少」です。 体重減少は死亡率の増加と関連があり、たとえば高齢者の場合は5%体重減少があると死亡率の差応対危険が2.2増加したことが報告されています。 体重減少はさまざまな疾患によって引き起こされる場合があります。臨床上は「食べているのに体重減少がある」「食欲はあるが食べられない」「食欲不振」「社会経済的問題」の4つに分類されるのが特徴です。

体重減少の原因となる疾患

体重減少の原因となるおもな疾患は以下のとおりです。

糖尿病

糖尿病とは、インスリンの分泌が足りなくなり、血糖値が高くなる疾患です。インスリン作用不足により、尿糖が出てのどが乾いたり、体重減少を引き起こします。 おもに吐き気や嘔吐、胸やけや膨張感などが起こります。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症とは、首の付け根にある甲状腺から出る甲状腺ホルモンが過剰分泌され、体の代謝が活発になり、体調不良をおこす疾患です。 動悸や異常な汗、体重減少などの症状が起こります。

胃食道逆流症

胃食道逆流症とは、胃酸の逆流によって胸やけが起きたり、むかつき感や慢性的な咳などの症状が起きたりして体重減少を引き起こす疾患です。

食道がん

食道がんとは、食道の内面をおおっている粘膜の表面にできるがんです。初期段階では、症状が出ない場合が多いですが、進行すると体重減少や痛み、胸やけなどが起こります。

胃がん

胃がんとは、胃の壁の内側を覆う粘膜の細胞ががん細胞となり、無秩序に増加していくがんです。 初期段階では症状が出ない場合が多いものの、進行すると胃の痛みや不快感、胸やけや体重減少などが起こります。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスに感染し、さまざまな胃腸の症状や全身症状をきたす疾患です。 おもに吐き気や嘔吐、下痢や胸やけなどが起こり、体重減少につながります。

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍とは、胃液によって胃・十二指腸の組織が削ぎ落とされ、傷がつく疾患です。 胸やけや食欲不振、腹痛や吐き気が起こり、体重減少につながります。重症化すると、胃に穴が空いたり、出血したりします。

体重減少の方が受けるべき検査

体重減少の場合は原因を特定するため、血液検査や尿検査、便潜血検査やレントゲン検査などをおこなう必要があります。 さらに詳しく原因を探るために、胃カメラ検査やエコー検査、CT検査などをおこない胃や腸の状態を調べることもあります。

体重減少の治療方法

まずは体重減少の原因となる疾患の治療をおこないましょう。あわせて食習慣を見直す必要があります。 必要に応じて適切なカロリーの摂取・適度な運動・お酒の制限をおこなってください。また、味覚低下を補うために食事に香りをつけたり、少量を数回にわけて食事したりしましょう。 食事の間に高カロリーのサプリメントを摂取することもおすすめです。体重減少は、エネルギーが不足している状態です。 摂取した食事から得られるエネルギーと消費するエネルギーとのバランスが保たれていない状態のため、適切な方法で補っていきましょう。

体重減少お困りの方は当院までご相談ください

体重減少は、臨床的に6〜12ヶ月の間に体重の5%以上の減少がある場合を指します。体重減少につながる疾患はさまざまです。 必要に応じて血液検査や尿検査、便潜血検査やレントゲン検査などを受け、体重減少の原因となる疾患を把握しましょう。 治療法としては、食習慣の見直しや適切なカロリー摂取などを意識して生活してみてください。 食欲がない方は、サプリメントの摂取や、少量の食事を複数回に分けて食べるなどして工夫することをおすすめします。 体重減少に関して不安なことや気になることがあればお気軽に当院までご相談ください