胃ポリープ|辻仲つくば胃と大腸内視鏡・肛門外科クリニック|茨城県つくば市の大腸・肛門外科 消化器内科 内視鏡検査

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疾患 DISEASE

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胃ポリープとは

胃内視鏡検査時に比較的多く指摘される所見として挙げられるのが胃ポリープです。 「胃ポリープってがんになるのですか?」このような疑問を持つ方がいますが、通常の胃ポリープの場合、基本的にがんになることはありません。 一方で、20mmを超える胃ポリープの場合は胃がんになるおそれがあるため、治療する必要があります。 胃ポリープとは、胃粘膜の表面がイボのように盛り上がる状態です。胃ポリープは、おもに胃底腺ポリープと過形成性ポリープに分類されます。

胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープとは、胃底腺の粘膜に発生するポリープです。胃ポリープの中で頻繁に診断されるタイプであり、ピロリ菌の感染による炎症の影響がない胃粘膜に発生するとされています。 胃底腺の粘膜が萎縮していないため、経過観察で問題ない場合が多く、治療を要するケースが少ないポリープです。

過形成性ポリープ

過形成性ポリープは、ピロリ菌に感染し炎症をおこした胃粘膜に発生しやすいポリープです。色は赤みがかっていることがあり、胃粘膜は萎縮しています。 胃底腺ポリープと同様に、通常のサイズのポリープであれば、基本的に治療する必要はありません。 一方で、大きいサイズの過形成ポリープの場合、胃がんを伴うおそれがあります。もし、ポリープの大きさが20mmを超える場合は治療する必要があります。

胃ポリープの症状

胃ポリープの場合、胃底腺ポリープ・過形成性ポリープともに症状はありません。そのため、健康診断時のバリウム検査や胃内視鏡検査(胃カメラ)でポリープを知るケースが多いでしょう。 一方で、過形成性ポリープの場合は出血するケースがあり、貧血になることがあります。貧血が進行すると、息切れ・動悸・疲労感などの症状が現れます。

胃ポリープの原因

胃ポリープが発生する明らかな原因はわかっていませんが、胃底腺ポリープの場合は、プロトンポンプ阻害薬(Proton Pump Inhibitor:PPI)の長期投与が原因とされています。 一方で、過形成性ポリープの場合は、ピロリ菌の感染が関係していると考えられています。

胃ポリープの検査方法

胃ポリープの検査方法は、おもに以下の2つです。

胃内視鏡検査(胃カメラ検査)

胃内視鏡検査とは、先端にカメラがついた極細のスコープを鼻もしくは口から挿入し、胃の粘膜を確認する検査です。 胃の内部を視覚的に確認できるため、ポリープの正確な位置や大きさ、色や形状などの詳細な情報を把握できます。 そのため、ポリープが良性か悪性かを見分け、ポリープの種類を診断するのに優れています。

バリウム検査

バリウム検査とは、バリウムを飲んで胃の中に広げ、表面の凹凸をレントゲンで確認する検査です。 ポリープの色調や表面の模様などに関する情報は得られないものの、ポリープの部位や大きさは確認できます。

胃ポリープの治療方法

胃底腺ポリープの場合は、基本的に治療する必要がないため、経過観察になります。一方で、過形成性ポリープの場合は定期的に胃内視鏡検査(胃カメラ)をおこない、必要に応じて内視鏡によってポリープを切除します。 また、ピロリ菌の感染が認められる場合は、ピロリ菌の除菌治療をおこなう場合もあるでしょう。

胃ポリープが不安であったりお困りの方は当院までご相談ください

胃ポリープのほとんどは胃底腺ポリープであり、がん化するリスクは低いため、切除をせずに経過観察になります。 一方で、過形成ポリープの場合、ポリープの大きさによってはがん化するおそれがあります。そのため、内視鏡によって切除しなければなりません。 胃ポリープは自覚症状がほとんどないため、気づきにくい疾患です。そのため、健康診断時のバリウム検査や胃内視鏡検査(胃カメラ)で胃ポリープを発見するケースは少なくありません。 とくに胃癌検診や人間ドックなどで胃のポリープを指摘され、定期的な検査を希望する場合や、そもそも説明自体に不安がある場合などは遠慮なく当院までご相談ください。 当院ではアニメーション動画などを用いた説明をおこなうなど、わかりやすい説明を心がけています。