痔日帰り手術について
こんな場合はご相談ください
- いぼ痔である
- 日帰りで痔を手術したい
- あな痔である
- 仕事をなるべく休みたくない
- 切れ痔である
- 家庭の都合で入院できない
- 痔を治療したい
- 短時間で治療を終わらせたい
痔の日帰り手術に対応しています
当院は痔の日帰り手術に対応しています。院内に日帰り手術室を併設しており、プライバシーに配慮された空間で手術を受けていただけます。なお、日帰り手術が適応可能かどうかは、医師の診察時に判断いたしますので、まずは受診ください。痔の状態や術式によって日帰り手術が難しいと診断された場合は、当グループの病院にご紹介させていただきますので、まずはお気軽に当院までご相談ください。
女性医師による
手術のご希望も承っています
当院には、女性医師も在籍しており、女性のかたでもお気軽におこしいただけます。「相談しづらい」「受診するのが恥ずかしい」などのお悩みをお持ちのかたは、安心して当院にご相談ください。
痔の種類
痔核(いぼ痔)
痔核(いぼ痔)とは
痔核とは肛門周辺にこぶができる状態のことで、一般的に「いぼ痔」と呼ばれます。痔で悩まれているかたの多くが「痔核」であるといわれていいます。痔核には2つの種類があり、肛門の内側にできる痔核を内痔核、外側にできる痔核を外痔核と呼びます。
原因
痔核の原因は排便時に強くいきんだり、事務作業やデスクワークなどで長時間座ったりすることによる肛門への負担です。便秘または下痢をくり返すことで、肛門に負荷がかかり、痔核を発症することもあります。また、肛門の血流低下によって発症リスクが高まることもあります。
症状
痔核があると、排便時に出血を伴うことがあります。また、痔核が便の排出を阻害することで、残便感(排便後も便が出きらず残っている感覚)を覚えるかたも少なくありません。痔核が大きくなると、肛門の外に飛び出すため、シャワーや入浴の際に手で触れる場合もございます。
手術方法
ALTA療法(痔核硬化療法)
ALTA療法(痔核硬化療法)とは、痔に直接注射を打ち、痔への血流を低下させて、患部の繊維化を促す治療法です。メスを使用しない治療なので、術後の痛みを抑えることができ、手術時間の短縮効果も期待できます。痔そのものを硬くするため、再発率が低いといった特徴もございます。
結紮切除術
結紮切除術とは、痔核につながる部分を縛って切除する治療法です。痔核への血流を途絶えさせて、症状の悪化を防ぎます。結紮切除術には、手術後に傷口を縫わない「開放法」と、傷口を縫う「半閉鎖法」があります。当院では、痔核の大きさや症状に応じて、術式を選択させていただきます。
裂肛(切れ痔)
裂肛(切れ痔)とは
裂肛とは肛門周囲の皮膚が切れた状態のことで、一般的に「切れ痔」と呼ばれます。20〜40代の女性に多い傾向があり、誰にも言えず悩み、症状が悪化してから受診するケースも珍しくありません。当院では、患部の治療を行うとともに、再発しないように生活習慣の改善指導をさせていただく場合がございます。
原因
裂肛の原因は便秘などで硬くなった便を無理に出そうとして、肛門に圧がかかり、発症します。また体調不良で下痢が勢いよく出た際に、肛門周囲の皮膚が切れるケースもあります。便秘や水分不足を改善しないと、症状が長引く可能性があります。
症状
裂肛になると、排便時に出血を伴ったり、排便後に肛門周囲に痛みを感じたりします。また、症状が長引き慢性化することで、切れた部分が潰瘍となり、肛門が狭くなることがございます。「切れただけだから」と放置せず、症状を自覚した時点で適切に治療することが大切です。
手術方法
用手肛門拡張手術
用手肛門拡張手術とは、麻酔をかけた後に指で肛門を広げ、肛門括約筋の緊張を解消する治療法です。メスを使わない治療なので、患部へのダメージが少なく、術後の順調な回復が期待できます。
内括約筋側方皮下切開術
内括約筋側方皮下切開術とは、肛門括約筋に浅くメスを入れて、皮膚が切れないようにする治療法です。肛門括約筋の緊張を解除することで、裂肛が再発しないよう治療していきます。
皮膚弁移動術
皮膚弁移動術とは、裂肛をくり返し皮膚がひきつれたり、硬くなったりした場合に行う治療法です。ダメージが蓄積した肛門の皮膚の外側を移動させて、肛門の縁に縫い合わせることで、裂肛の改善を目指します。
痔ろう
痔ろうとは
肛門周囲に細菌感染が起こると、化膿して膿が溜まり、肛門周囲膿瘍を形成します。この膿瘍が切開または自然に破れることで膿が排出されると、症状は改善します。しかし、なかには膿があった部位に管が残ることがあり、この管が残った状態を痔ろうと呼んでいます。痔ろうは、一般的に「あな痔」と呼ばれることもあります。
原因
痔ろうは、肛門部が細菌感染し肛門周囲膿瘍を形成することで引き起こります。また、発症リスクを高める要因として、過度のストレスやアルコールの取りすぎがあげられることもございます。
症状
肛門周囲の感染により、強い痛みや腫れ、発熱などの症状がみられます。また、膿の排出により下着が汚れてしまうケースもあるでしょう。症状が悪化すると、座った姿勢を保つことができず、日常生活に大きな影響を及ぼします。
手術方法
切開開放術
切開開放術とは、痔ろうの管(ろう管)にメスを入れて、縫合せず開放した状態にする治療法です。膿が溜まる根本原因を取り除くため、再発リスクを抑えられます。切開する部位が肛門の後方の場合は、排便にも影響なくお過ごしいただけます。
括約筋保存手術
活躍筋保存手術とは、入院して痔ろうの管(ろう管)のみを摘出する治療法です。周囲にある肛門括約筋や組織をなるべく傷つけない治療なので、便失禁などの排便障害のリスクを軽減できます。
手術の流れ
- 1 WEB予約・電話予約
- 痔の日帰り手術をご希望される場合は、WEBまたはお電話でご予約いただき、一度ご受診いただくようお願いいたします。手術は、必要な診察や検査を受けていただいた後に行います。
- 2 診察・検査
- 手術の前に必要な診察や検査を行います。各種先端設備を用いて痔の状態を正確に把握し、患者さんに合わせた適切な治療をご提案いたします。わからないことやご不安なことがございましたら、遠慮なくご相談ください。
- 3 手術前日の準備
- 手術をスムーズに行うために、検査前日はなるべく消化に良いものをお食べください。また、検査時間に合わせて、絶食していただく必要がある場合は事前にお伝えいたします。
- 4 当日来院前の準備
- 手術を受けるまでは食事ができないため、起床後は水やお茶などの水分を多めにとっていただくようお願いいたします。手術時間に合わせて水分補給が禁止となる時間もあるため、事前のご説明でお伝えいたします。なお、来院する際は車やバイク、自転車などの運転は控えていただくようお願いいたします。
検査当日の持ちもの
- 診察券
- 保険証
- お薬手帳
- 同意書
- 説明用紙
- 5 手術
- 指定の時間までにご来院いただき、診察を受けた後に痔の手術を実施します。医師や看護師とともに手術の準備を行いますので、わからないことやご不安なことがございましたら、遠慮なくお声がけください。
- 6 手術後
- 手術が終了した後は、別室でお休みいただき、体調の変化がないか確認させていただきます。体調や意識状態が問題ないことを確認できましたら、手術の経過や今後の生活に関する注意点などをご説明いたします。
- 7 帰宅
- 手術が終了し、体調に問題がなければご帰宅いただけます。術後は必要に応じて辻仲病院柏の葉と連携し、フォローアップさせていただきます。ご不安なことや気になる症状がございましたら、遠慮なくご相談ください。
費用
料金表
項目 | 費用(3割負担の場合) |
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痔核手術 | 7,000円~30,000円 ※手術の内容によって料金が変動いたします。 |
肛門周囲膿瘍切開術 | 9,000円 |
肛門ポリープ切除術 | 5,000円 |
肛門尖圭コンジローマ切除術 | 10,000円 |
お支払方法
当院では、下記のお支払方法が可能です。
Mastercard/など